2010年9月24日金曜日

スープから~よい出しの大切さを思う~

本当によいスープ飲むと、身体の中にじわっと染み渡るように入っていく。
ほっとするような、安らぐような、そんなひととき。

あなたのために
~いのちを支えるスープ~
辰巳芳子 著(文化出版局)

を読むと、スープのよさ、スープにつかう素材の大切さがわかる。

少し抜粋してみよう。

「つゆもの、スープ」と人のかかわりの真髄は、と問われましたら、あらゆる理論を超えて、「一口吸って、ほっとする」ところ。いみじくも「おつゆ」と呼ばれている深意と答えたいと思います。
作るべきようにして作られたつゆものは、一口飲んで、肩がほぐれるようにほっとするものです。
滋養欠乏の限界状態で摂れば、一瞬にして総身にしみわたるかに感じられるそうです。この呼応作用は、いつの日にか解明されますでしょう。
「おつゆ-露」いつ、どなたがこの言葉をゆかいはじめられたか知るよしもありませんが、露が降り、ものみな生き返るさまと重ねてあります。
私たちの先祖方の自然観と表現力をたたえ、この美しい言葉を心深く使ってゆきたいと思うのです。

以上、まえがき「スープに託す」より。