2012年6月28日木曜日

酸素と水

昔学んで理解していた、基礎的なことが間違っていたとき、なんだか頭の中がこんがらがって変な気持ちになるものだ。
人間の身体(酸素呼吸する生物)の中で、「酸素」と「水」の役割を、小学校か中学校のときに学んで以来、誤解していたことが分かった。

酸素の役割は、燃料(ブドウ糖)を燃焼させてエネルギーを作ること。
水の役割は、媒体、つまり、燃料や廃棄物を運んだり生化学反応をおこすための場。

だと理解していた。

皆さんはどうだろう?

まずは酸素の役割。
上記の言い方で間違いではないが、間が抜けていて、しかも抜けている間の中身を間違えて理解していた。
つまり、C6H12O6という化学式のブドウ糖を燃焼させて、二酸化炭素と水を生じさせる反応に酸素が必要だと理解していたのだ。水素爆発と紙が燃える反応が、細胞の中で起こっている、と。
細胞は、まるで車のエンジンのようだ。
だがまてよ、炭火焼の焼肉は、紙が燃えるくらいの温度でおいしく焼ける。
生きているなら焼けないかというとそうでもなく、海賊焼きなんかは、生きた魚介類を焼くし、炭火に手をかざすと熱くてやけどする。
水素爆発にいたっては、あの丈夫な原発の建屋を吹き飛ばすくらいの力を持っている。
回りくどく述べたが、細胞の中で燃焼や水素爆発は起こるはずがない、と考える方が正しい思考だということが分かる。

さて、では、酸素の役割は何なのか?
正解は、ブドウ糖がエネルギーに変わった後の廃棄物をくっつけて排出すること。

え~って感じだ。


酸素は、呼吸で肺で取り込まれ、赤血球の中に入って細胞のすみずみまで運ばれます。そして、細胞の中で発電所の役割を持つミトコンドリアから、不要になった電子を受け取り、炭素とくっついて二酸化炭素となり、水素とくっついて水となって排出される。
ミトコンドリアでは、ブドウ糖から段階的にエネルギーを取り出していく。
身体の中では、心臓を動かすためにも、脳が働くためにも、その他あらゆるところで休むことなくエネルギーを必要とするため、常にブドウ糖からエネルギーを取り出す反応が起きている。
この反応によって、常に廃棄物が出るわけだ。
内燃機関(車のエンジン)と細胞は異なるが、例えば、排気を止めると、エンジンは動かなくなる。
排気が止まると動かなくなるというところは、エンジンも生物も同じなのだ。
人間の場合、呼吸困難になり酸素が取り込めなくなると、数分もたない。生物は、排出できなくなると死ぬわけだ。

では、水の役割は?
これは、最初に述べた、媒体としての役割でだいたい合っている。
だいたいというのは、水そのものがエネルギーとしても作用しているためだ。

水の分子は電気を帯びていて、溶解力が非常に強く、様々な物質を溶かす性質を持つ。
生物の生化学反応はすべて細胞の中にある水の中で行われる。
そして、栄養素を溶かして運搬し、廃棄物を溶かして排出する、という役割をもつ。

こういった媒体としての役割に加えて、水自体が電気エネルギーを持っているため、エネルギー源にもなるというのだ。
水に何かが溶けているとき、水素イオンと水酸化イオンなどに分かれてエネルギーを供給しているんのだ。

とはいえ、エネルギーを供給することができる水とそうでない水とがある。
これは、酸化還元電位(ORP)を測ることで分かる。
例えば、東京の水道水のORPは +720mV で、奇跡の水といわれるルルドの聖水のORPは  -100mV だという。
ORPは、数値が高いほど酸化力が強く、数値が低いほど還元力が強い。

単純に考えて生物の身体の中では、酸化したものは廃棄物、還元されると燃料を言える。
還元力が高い水は高エネルギー、酸化力が高い水は低エネルギーまたは廃棄物、ということになる。

水の質の大切さがわかっていただけるだろう。

細胞内で、排出がとどこおりエネルギーを作る力が低下していく状態を、老化という。
酸素と水の役割を捉えなおすことにより、正しい呼吸と良い水質によって老化防止ができるというわけだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿